プロフィール
さちか
関東出身。看護学校を卒業後、総合病院に入職。現在も急性期でバリバリ働く現役ナース。2022年10月、副業として同店へ。風俗入りの理由は、男性を責めたいという欲求を満たしつつ、実益も兼ねることができるから。『優しいM性感』のコンセプトのひとつである「彼女と過ごすような心地よい快楽」は、自分が思う理想のプレイスタイルそのものだったそう。小・中・高は、バリバリの体育会で、今なおアクティブ。プライベートでは趣味も多く、老若男女問わず交流を深めている。ゴルフやジム通いのほか、ひとり旅も好きで、ふらりと入った居酒屋で、地元の人と飲むこともあるのだとか。
このインタビューのポイント!
- かわいく優しくいたずらしたい。そんな私にぴったりのお店!
- コツコツ努力とブランディングで確実に指名を増やす。
- お客様の心身が解放されると、自分もシンクロする心地良さ。
『大好きな彼女との心地よい快楽』。自分の理想がここにある。
――さちかさんは副業で働かれているようですが、本職はどんなお仕事なのですか?
ホームページや写メ日記でも書いていなかったのですが、実は看護師なんですよ。新卒から入職した病院で、急性期看護に携わっています。
――看護師という職種だけでも驚きですが、急性期とは。さぞかし忙しくて精神的にもきつそうです。
それが全然きつくないんですよ。むしろ楽しいです。やることが山積み、容態も変わるなかで、正しい処置と心のケア、家族への対応など、多重業務をどんどんさばいていく感じがたまらないんですよ(笑)
――バリバリのキャリアウーマンですね。看護師さんなら、お給料も安定していると思いますが、なぜ風俗で働くことにしたのでしょう?
ふたつの理由があって、まずひとつは、元々責めるのが好きだったこと。もうひとつは「責められるのが好きな男性」に会えるということ。手っ取り早く、好みの男性に会えて、それがお給料になるなら最高だなと(笑)
――プライベートでも結構責める感じですか?
そうですね。あ、でも、しばらく彼氏はいないんです。あえて特定の彼氏は作らずに、純粋にそういうプレイを楽しみたい時期ですね(笑)。なので、数年前はよくハプニングバーで遊んでいたんですよ。
――どんな感じで相手を探すのですか?
まず「ちょっと1分だけ乳首責めていい?」って声をかけてみるんです。その時の反応で、この人はMかも!って何となくわかるんですよ。男の人の乳首を触って、感じている姿を楽しむだけです。
――最後まですることはなく、焦らすように終わるわけですね。
そうなんです。だから働くのも、SMクラブとか、エロ押しのM性感だとちょっと違って。もっとナチュラルな感じが良かったんですよ。
いろいろ見ていたら、ここのコンセプトにある『大好きな彼女との心地よい快楽』がドンピシャで、2022年の10月に入店。恋人感覚でいちゃいちゃしながら、ちょっと焦らしたり、責めてみたり。まさに自分の理想のスタイルだったんです。
努力は実る。顔出し非レギュラーでもヘブン総選挙予選17位!
――好きなことができるのは良いのですが、本業のお仕事も忙しいですよね。
仕事中は忙しいですが、夜勤が明けて次の日の出勤まで、暇を持て余しちゃうんですよ(笑)
――休むより、常に動いていたいタイプですね(笑)
看護師って、白衣の天使じゃないけど、ある程度できあがっているイメージってあるじゃないですか。一方、この仕事はセルフプロデュースだから、ブランディング作りが全て。どう魅せるか、どんなキャラクターで行くのか、シフトだって自分で出すから、稼ぎ方も自分次第。全然違うからこそ、どちらも頑張りたいし、相互でいい息抜きにもなるんですよ。
――なるほど、よくわかります。今はどんなペースで働いていて、お給料はどれくらい稼げているのでしょうか?
月10~12日、時間は1日3時間だったり6時間だったり。本業のシフトが決まってから、こちらのシフトを上げています。お給料は月あたり30万円以上にはなりますね。
――だいぶ稼いでいますね。副業だけで、普通の会社員並み!
単価も高いですし、女の子へのバックも大きい。他のお店から来た女の子はみんな「ここは稼げる。全然違う」って言っています。写メ日記の本数や、本指名の数など、コツコツ頑張った分がそのままお給料に跳ね返ってくるので、すごくやりがいがあります。
――今、コツコツ頑張る、という言葉が出てきましたが、具体的に「これは効果があった」と思うような例があれば教えてください。
写メ日記ですね。お客様は本当によ~く見てるんです。写メ日記に書いてあったことを話題に出してくれることも多く、月100件はあげています。
驚いたのは、ミスヘブンの結果。私は東京予選の17位に入ることができたのですが、レギュラー出勤でも顔出しもしていないのに、この結果は、地道に写メ日記で毎日投票の仕方を上げ続けたことかなって思っています。
――確かにさちかさんの条件で、大混戦の東京予選に名を連ねるってすごいことですね。
本指名のお客様だけでない方からも投票をいただけたんですよ。「毎日投票について一生懸命書いているのはさちかちゃんだけだったから、応援したいと思った」という言葉も!
――それは嬉しい。感動しちゃいますね。
毎日の積み重ねをやっていなければ、かすりもしなかったはずです。こういうのもきちんと結果に出るんだな、と思うと俄然やる気になりますね。次は何をすべきかを常に考えています。
メンタルを強く持つには、自分の描く道しるべを作ること。
――さちかさんは、常に前向きだなぁ、と感じます。悩んでしまうことはあるのでしょうか?
以前、ランキングに執着してしまったことがあって、その時はすずさんに相談しました。レギュラーではないから、やっぱりランキング入りって難しいんですよ。それでも諦められなくて「自分に何が足りないですか、何をすればいいですか」と聞いたんです。
――すずさんは何と?
「そのままで十分だから」と。「今、せっかく本業も風俗も、両方楽しく働けているのに、風俗を頑張り過ぎてしまって、そのバランスが崩れないかが心配」、と言われたんです。ハッとしましたね。そこで肩の力が抜けました。自分のできる範囲で頑張ればいいんだって。
――その通りですね。このお仕事はメンタルを病んでしまう人もいますけど、さちかさんは、そういう心配もなさそうですね。
いやいや、メンタルに来る可能性はみんな少なからずあると思います。ただ、ブレないものを持っていれば大丈夫かもしれません。そのためにも常にノートにいろいろ書いて、自分のブランディングづくりに役立てています。
――「できる人」ってノートをよく使う印象がありますね。気づいたことや、やることを忘れないように、まめに書き留めてるような。
ノートにはざ~っと思いついたことを書いています。例えば「ストーリープレイを取り入れてみよう」と思ったら、何をすべきかを考える。それを連想させる写メ日記を書こう、コスプレ衣装を用意してHPに載せよう、みたいな感じですね。関連してやるべきことをToDoリストに書き出すと自分でも整理できて、目的が明確になるんです。
――すごい!そこまでしっかりやる女の子も少ないでしょうね。
基本はたくさんの女の子の中から選んでもらうには、どうすればいいのか。何を魅力として打ち出すのか。取り組んだ施策に対して、どんな結果が出たのかも分析します。本指名の数やプレイの分数、マイガール登録の数などを取っていくと、いろいろわかってくるんですよ。
――そうすることで、ブレずに仕事ができるわけですね。
はい。失敗しても、自分が悪いのではなく、やり方が間違えていたって思えるじゃないですか。顔やスタイルなどの容姿は、売れない理由にならないかなと。悲観的にならずに、どんどんトライしていけば、悶々とせずにいられます。
――素晴らしい考え方ですね。最後に、さちかさんが目指すプレスタイルを教えてください。
お客様に心からの癒しを与えたい、それに尽きます。私はお客様の全てを受け入れる全肯定スタイル。プレイ後のピロートークをかなり重視しているのですが、その時に聞く「はぁ~」っていう、解放された時の吐息。これが何より嬉しいんです。
不思議とそういう気持ちってシンクロするようで、私も心から優しい気持ちになれるんです。
編集後記
ここ『優しいM性感』の代表を務めるのは、業界で抜群の知名度を誇るすずさん。過去、取材をしてきたキャストさんはトップランカーとして大活躍。今回もまた、すずPは、素晴らしい女性を紹介してくれました♪その名は、さちかさん。なんと現役の看護師で、しかも配属は、生命に関わる医療をも提供する急性期。看護部では責任あるポジションも任されている敏腕ナースさんなのです。肉体的・精神的な疲労で毎日ヘトヘトかと思いきや、本人はいたってパワフル。仕事を大変だと思うことはなく、テキパキと業務をこなしていくことが、むしろ楽しく、やりがいを感じるのだそう。激務の本職を持ちつつ、副業で風俗を選ぶのは、なかなかハードですが、正しく医療を遂行する看護の仕事と、自分でブランディングをし、売り込んでいく風俗は、対極であり、いい息抜きになるのだとか。風俗バイトも片手間ではなく、きっちり「仕事」だと思って取り組むことで、モチベーションはさらにUP!向上心の塊ですが、プレイでは「全てを受け入れる聖母のよう」だと評判のさちかさん。「コツコツと努力をすれば、結果につながる。うまくいかなければ必ず理由がある。それを考え、検証し、改善していけばいい」という言葉は、仕事だけでなく、人生において大切なことだな、と、改めて気づかせてもらいました。
- 取材・文=みやねぇ(@mikke_story_myn)