プロフィール
パンダ
神奈川県出身。都内の大学へ通う現役大学生。自宅からでは通学が不便なので学校の近くでひとり暮らし。家に経済的な余裕はなく、自分で学費を稼がなくてはならないこともあり、風俗業界へ。ただしメインの収入はパパ活。最近、金銭感覚がずれてきたので貯金を欠かさず行うように心がけている。間もなく韓国で脂肪吸引の手術予定。
このインタビューのポイント!
- 本業は学生。収入源はパパ活とソープ
- 回転率が高いから待機時間が少ない!
- 今月、韓国で脂肪吸引してきます!
ソープランドがひしめく吉原のなかで、激安店として知られる『プレシャス』。隣接する『スウィートキッス』とは姉妹店。いずれも素人店として人気が高く、高度な技術は不要、自然体で働ける、という点が初めての女の子にも嬉しいポイントだ。
今回インタビューをさせていただいたのは、ハタチの大学生パンダさん。大学では経営学を学び、将来は普通の企業で普通にOLをしたいと語る。本人は、自分に派手さがないことを自覚しており、キャバクラや敷居の高い風俗はできないと、素人でも稼げそうな同店の門を叩いた。
本業は学生。収入源はパパ活とソープ
――パンダさんが業界に入ったきっかけを教えてください。
ひとり暮らしのための生活費と学費を稼ぐためです。最初はカフェでバイトをしていたのですが、10時間働いても1万円にしかならなくて。もっと効率よく稼ぎたいと思って風俗を選びました。
――学費は自分で出しているのですか?
実家には経済的な余裕がないので仕方ないですね。私大なので学費は年間120万円くらいかかります。
――かなりかかりますね。それにひとり暮らしの生活費がプラスされると、カフェのバイトだけでは確かに厳しいですよね。風俗はこのお店が初めてですか?
最初はホテヘルにいきました。これが4ヶ月くらい前です。少し慣れてきたので、もっと稼げるソープにしようと思って2ヶ月前に入店しました。
――でも、まだハタチですし、いきなり風俗って抵抗はありませんでしたか?
キャバクラも考えたんですけど、私はお喋りが上手じゃないので難しいと思って。見た目も派手じゃないし、もう風俗しか選択肢がなかったんですよ。やらざるを得ない状況っていうんですかね(笑)。
――実際やってみてどうしたか?
入る前から風俗に対して否定的な印象もなかったので、特に抵抗なく働けました。給料もいいし、やってよかったと思いましたね。
――ソープに変わって、ますます稼げるようになりましたか?
そうですね。私は出勤数も少なくて週2回くらいなんですよ。それも来たり来なかったり。ホテヘルのときは30万~50万くらい。今のほうが単価はもちろんいいですが、出勤日数や時間も不規則なので具体的な数字は難しいですね。でも、朝の9時~午後1時までのたった4時間の出勤でも2.5万~3万円は確実にもらえますよ。
――出勤が不規則だとあまり指名も入らないのでは?
そうですね。でも、自由な感じで働くほうが私には合っています。パパ活もあるので空いている時間を見つけて入っています。
――もしかしてパパ活がメインだったり?
ぶっちゃけそうです(笑)。でも、タイミングってものがあるんですよ。ここなら確実に出勤すればお金になるので、スキマ時間にちょっと出て稼ぐという働き方ができるのが嬉しいです。
回転率が高いから待機時間が少ない!
――自分の空いている時間にソープで稼ぐという感じなのですね。
はい。「明日いけます」って電話してもOKですし。出勤に関してはかなり自由度が高いので助かります。
――ソープのお店を探すとき、どんな条件で探してここに決めたのですか?
回転率と、敷居の低さです。私は待機が好きじゃないので、忙しくしてるほうがいいんですよ。高級店は時間も長いので、客入りが悪ければ収入も少ないですし、それをアテにするより手取りは低くても、確実に接客につきたいなと思ったんです。
それに私は容姿に自信がないので、そもそも高級店は無理なので(笑)。
――じゃぁ客単価なども調べて?
そうです。単価が安いし、求人サイトなどをいろいろと見て「ここは回転率がよさそう」と思って面接に伺いました。
――さきほどもおっしゃっていましたが、短時間でも確実に稼げているんですね。
どんな時間であれ、まったくお客さんがつかないってことは一度もなかったです。
私は出勤が不規則なので、指名は取れませんがちゃんと稼げていますよ。
――敷居の低さ、というのもお店選びのポイントだったようですが、どんなところが基準になったのでしょうか?
ソープって、技で勝負みたいなイメージがあったので、素のままで働けるところを探しましたね。マットプレイがないし、恋人感覚のソープってことで無理しなくてもいいのかなって思いました。
――難しいことは何もない、って感じでしょうか?
はい、忙しいのも平気ですし、ヘルスだと毎回本番強要してくるお客様をうまく断る、というかけひきもないので、むしろヘルスよりソープのほうが気がラクです(笑)。
――客層はホテヘルのときと変わりましたか?
そこまで変わらないですね。40代くらいが多いかな。みなさんいい方ばかりですよ。
今月、韓国で脂肪吸引してきます!
――パパ活もやって、ソープもタイミングよくシフトを入れることができて、金銭的には余裕ができているんじゃないですか?
はい。生活費と学費を捻出したうえで4ヶ月で300万円の貯金ができました。
でも、これは脂肪吸引に使っちゃいますけど。
――脂肪吸引!?
もう日程も決めてあって、韓国に行ってきます。下半身8キロ分取るんです。ちょっと怖いですけど楽しみです。
――8キロも!?8キロって相当ですよね。大丈夫なんでしょうか……。
日本だと高額なうえに、採取できる量が少ないんですけど、韓国は大量にとれるんですよ。K-POPアイドルなんかを担当している有名な先生にお願いするので大丈夫かなと思っています。
――ちなみに費用は、いくらくらいかかるんですか?
120万円です。貯金の半分近くなくなっちゃいますね(笑)。
――美のためなら、お金も痛みも恐怖心も我慢すると!
自分でダイエットをするより、リバウンドもないし綺麗なラインになるようなので、思い切ってやることにしました。お金がなければこんなことも考えなかったと思います。楽しみです。
――たしかにお金があれば見た目まで変えることができるんですもんね。やっぱりお金の力ってすごいですよね。
パンダさんは、何不自由なくお金も稼ぎ、好きなことをしているように見えますが、この仕事上の悩みなどを相談するお友達はいらっしゃいますか?
お店は個室待機なので、女の子同士で話す機会はほとんどないです。
何かあればSNSの友達に相談しますね。というか相談らしい相談というより、愚痴です(笑)。SNS上でストレス発散しています。
――スタッフさんはどんな感じですか?
優しいし、面白いです。あれこれ厳しく言われないし、自分のペースで働かせていただいているのはありがたいです。
――マイペースで働いているパンダさんですが、お客様と接するうえで気をつけていることはありますか?
私はどうも恥ずかしくて、イチャイチャすることが上手くできないんです。だから、第一印象の挨拶はしっかりと。あとは相手のやりたいことを理解して、できる限り合わせるようにしています。甘え上手になりたいんですけど、自然な感じに甘えるのって難しいですよね。
――でも男性は、多少わざとらしくても、女性から甘えられたら嬉しいんじゃないかなって思いますよ!
そうですね。頑張ります(笑)。あと、SNSの友達を見てて思うのですが、あれこれ考えて病んでしまう子が多いので、仕事と割り切って深く考えないようにしています。やっぱり合わないお客様もいるじゃないですか。相手に悪気はなくても、イヤだなって思うこともあります。その都度感情が揺らいでいたら、どうしても病んでしまうと思うんですよ。だから私は右から左に流します。イヤだなと思ったら、すぐ感情を捨てます(笑)。そうすれば落ち込むことも全然ないですよ。
――イヤなことは流して、自分にとって心地良い時間だけを楽しむっていうことですね。
普通に女子大生をやっているだけでは出会わない方とのお喋りは楽しいですし、ためになることもたくさんあります。「ありがとう、楽しかった」、と言ってもらえるとすごく嬉しいです。そういう良いことだけしか受け入れないようにしてるから、仕事がツライと思うことはないですね。
――最後にこのお店の魅力をひと言お願いします。
お喋りが得意じゃなくても、派手さがなくても、自然体で働くことができるお店です。ソープは経験者が働くっていうイメージがありますが、ここは未経験でも全然問題ありません。働きたいときに働けるので、空き時間をうまく使いたいっていう人にはぴったりだと思います。
- 取材・文=みやねぇ(@mikke_story_myn)
- 撮影=Yuki Sakaniwa