歌舞伎町で20年以上の老舗巨乳専門店。スタッフ、キャスト、顧客、みんなが店のファンで“いい関係”

公開日:
萌えの隣人(新宿)/詩島ひかる

プロフィール

詩島ひかる

詩島ひかる(26歳)

千葉県出身。小学2年生から野球に打ち込み、甲子園出場まであと一歩のところまで進んだという実力者。高校卒業後、知り合いの紹介で飲食店を任されていたが、3年後に別の知り合いから紹介された同店へ転職。風俗業界はイメージと全く異なり、クリーンで、人もよく、ここなら気持ちよく働けると思い入店。今でも草野球は続けており、別の趣味として取り組んでいるバトミントンでは大会で優勝経験も。スポーツ万能な好青年。

このインタビューのポイント!

  • 何事も真面目に取り組む姿勢は野球部仕込み
  • 女性には気づかないことがある。重要なのは男性目線のアドバイス
  • 技術ではなく、気持ちでできることを忠実に。

新宿歌舞伎町で20年も続く老舗店、『萌えの隣人』でマネージャーを務める詩島(しじま)さん。源氏名のような美しい名前だが、これは本名。名前もひらがなで「ひかる」なのだそう。

曲がったことが嫌いで、人あたりの良い好青年。取材時も、初対面だということを感じさせない明るい雰囲気で、いかにも周りに可愛がられそうな人柄といった印象だった。
巨乳店として創業してから、すでに会員数は5万人以上。圧倒的な知名度もあり集客には事欠かないが、お客様の期待を裏切らないため女の子への指導も真剣に行っているそうだ。

笑顔で接する、丁寧に仕事をする、ミスを繰り返さない。仕事に慣れてしまうと、これらを怠ってしまう子も出てきてしまう。注意をすれば「他の店に比べて厳しい」と言われてしまうこともあるが、仕事としてお客様からお金をいただく以上は仕方がない。本気で稼いでほしいから、仕事と本気で向き合う必要がある。向き合ってきたことで、店を卒業した後も交流が続き、結婚報告や年賀状などを送ってくれるキャストもいるという

スタッフとキャスト、素敵な関係性が垣間見えた。

何事も真面目に取り組む姿勢は野球部仕込み

萌えの隣人

――詩島ひかるさん。かっこいい名前ですね。

平仮名でひかる、というのも、本名っぽくないとよく言われます(笑)

――ひかるさんの経歴を教えていただけますか?

高校時代、本気で野球に取り組んでいて、自分もスカウトから注目されたことがあるんです。声をかけられたらプロの世界に行きたかったのですが、その夢は叶わずで。そんなときに、知り合いが飲食店を手伝わないかと声をかけてくれたんです。高校卒業と同時に、その飲食店をひとりで切り盛りすることになりました。

――高校生に声をかける知り合いって、どんな方なんですか?

幼い頃から野球をやっていたので、家族ぐるみだったり、友人の親だったり、かなり交友関係が広かったんです。そこで飲食のテイクアウトで有名なチェーン店を経営している人がいて、声をかけてもらいました。

――なるほど。そういうことならわかります(笑)。そこからなぜ風俗へ?

飲食店はオーナーが初期投資としてお金を出してくれたんですが、店の売り上げを伸ばし、借金も払い終え、チェーン店舗拡大にも貢献できました。すると、その飲食店のオーナーと知り合いだった『萌えの隣人』の社長が、僕の手腕を認めてくれて「まだ若いんだし、もっと稼げる仕事ができる」と声をかけてきてくれて。

――それって、飲食店のオーナーからしたら、いきなり優秀な人材が取られてしまうわけですよね。

そこは、ふたりの仲が良かったみたいで、僕のためにいいのは次のステップ、ということで合意のもと声がかったようです。昔から年上の人に良くしてもらうことが結構あったので、いろいろと考えてくれていたんだと思います。

――風俗という業種には抵抗ありませんでしたか?

業種への抵抗はなかったです。決め手は、声をかけてくれた社長の人柄に魅了されたというのが一番かもしれません。社訓でもある「人のために一生懸命働こう」っていうのに共感したんです。女の子のためだったり、お客様のためだったり、他のスタッフのためだったり。ただ働くだけでなく、常に周囲に分け隔てなく気を配れるような人間になりたいな、と。

――ちなみに入店前は、風俗にどのような印象を持っていましたか?

刺青のスタッフが絶対にいると思っていましたけど、一人もいなかったです(笑)。びっくりするほどきちんとした会社なんですよ。正直、そういったスタッフがいるような店もあるのかもしれませんが、うちは、社長がそういうのを何よりも嫌うし、健全な運営だからこそ20年以上も歌舞伎町で続いていると思っています。

女性には気づかないことがある。重要なのは男性目線のアドバイス

萌えの隣人

――こちらのお店は巨乳店ですが、採用基準などを教えていただけますか?

巨乳のコンセプト店なので、まず胸が大きいこと。サイズ的にFカップから採用します。よく「カップ数が大きい方が稼げるのか?」と聞かれますが、Fカップで指名ランキングをずっと1位だった女性もいますので、社訓でもある「人のために一生懸命働こう」を実践して頂けるなら、どの子でも希望額が稼げますし、稼がせます。

――確かにそうですね。Fカップ以上だと、どの程度までぽっちゃりさんでも大丈夫ですか?

当店は巨乳店ではありますが、ぽっちゃり店ではありません。ただ、本当にスリムでそこまで胸の大きい子はほとんどいないので、そのあたりはある程度スリーサイズのバランスで判断します。

――内面的な部分も結構見ると思いますが。

移籍してきた女の子から「厳しい」って思われることも、もしかしたらあるかもしれません。勤怠が悪かったり、全力で接客をしていなければ当然のことなんですけどね。在籍頂く以上はキチンと稼がせないといけませんから。未経験の子には必ず講習も受けていただきます。最近講習をしない店も増えていますが、お客様のプレイ時間を1分でも無駄にしてはいけないと思うので、どうしても未経験の方には講習が必要です。少なくてもうちはお客様との信頼関係で成り立っているお店なので、女の子なら誰でもいい、というお客様は来ませんから。

――スタッフによる講習に関してですが、最近はしない店舗も多いですよね。女性の講習員とか。

やっぱり研修を行うのと、何もしないのでは接客の質が格段に変わると思っています。型にはまった流れということではなく、男性目線の着眼点でアドバイスをするんです。僕はこのお店に入店してから、勉強のために数多くの風俗店に行き、情報をスタッフと共有しています。他店で感じた気づきを踏まえて、女の子とも講習を通じ、情報を共有するようにしているんです。

――例えばどんなことを?

夏場にお店に行くじゃないですか。暑いから部屋は冷房がガンガンに効いています。自分も暑いので、最初はそれが快適なんです。そのあと女の子はセッティングしながら、お客様がシャワーから出てくるのを待ってるんです。シャワーを浴びて出てきた僕にとって、その冷房ガンガンの部屋がめちゃくちゃ寒い。普通の講習では、温度設定まで気にしないですよね。男性目線とはそういうことなんです。

――単なるプレイ開始から終了までの流れや、プレイのテクニック的なものではないということですね。

タオルでお客様の体を拭く行為。これだけでも、拭くのがおろそかになってしまう部位があるんです。きちんと拭いてもらえないから気持ち悪い。こういうのは実体験がある男性でないと指導できないのかな、と思います。

技術ではなく、気持ちでできることを忠実に。

萌えの隣人

――売れている女の子は、もちろんご自身で努力されるような方なんですよね?

そうですね。写メ日記は特に顕著に現れます。売れてる子は誰に対してどう発信すべきかをわかっている。ダメなパターンって、いつも同じ写真を使いまわして、挨拶をして「いついつ出勤です、待ってます」のような。本当にお客様に来てほしい・指名して欲しいと思ったらこんな内容では無いと思います。お客様から選ばれる子って、基本的に何でも丁寧で感謝にあふれていますよね。文字色を変えたり、写真も興味を引くようなものをしっかりチョイスできるんですよ。

――写メ日記が効果的であることを理解できているわけですね。

面倒だって思いながら書いてるのって、伝わりますよね。楽しそうに書いている写メ日記は読んでいても面白いし、写メ日記を楽しみにサイトを訪れる方もすごく多いんです。

萌えの隣人

――女の子に伝えていることで、もっとも重要視している点は何ですか?

気持ちでできることはきちんとやる」です。パイズリが下手だ、と言われるのは仕方ない。技術がまだ足りなかったり、お客様の気持ちいいと思う胸の大きさでないかもしれない。でも、靴を揃えること、笑顔で入室する、服をたたむ、というようなことは、やろうとする気持ちがあれば誰でもできることです。それを怠らないように伝えています。

――給与面ではどのようなシステムになっていますか?

お試しで45分コースがありますが、60分、75分が一般的です。60分で9000円、75分で1万1000円がスタートのバック。指名料とオプションは別途加算されます。

――出勤してお茶を引くという子もいるんでしょうか?

正直お茶が絶対ないとは言えません。ただし、入店時に面接で話し合った目標額を持ち帰ってもらえるよう、お客様に宣伝していきますし、うちは常連さんが本当に多いので、ふらりと受付に「いい子入った?」と遊びに来る方もいるんです。だから勤怠も安心できて、笑顔がいい子、素直で前向きな子であれば、お茶はゼロと断言できますし、店としてもどんどんプッシュするので、希望以上を稼がせますよ。

――ひかるさんが考える、いい店を選ぶコツって何だと思いますか?

まずは信頼できるお店かどうか。安心できるかどうか。
うちのお店でいえば、やっぱり歌舞伎町という立地で、20年以上ってすごいことなんですよ。グループ店でリニューアルを繰り返し、長年の実績を持つ店もありますけど、うちは『萌えの隣人』だけで20年以上。女の子・会員様との信頼性がないとすぐに潰れる業界なので。

――安心というのは、集客以外にもポイントがありそうですね。

ずばり誠実であるということ。女の子の写真を加工しまくっている店は、正直自分は信用できません。それってお客様を騙していますよね。当店は顔はモザイクですが、体型などに関して一切加工はしていないんです。
もちろん、女の子の身バレに関しては最大限の配慮を致します。あとは、すべてにおいて、スタッフが真剣に向き合うということ。本気で稼げる子になってもらいたいんですよ。厳しいと思うこともあるかもしれませんが、それを理解してくれる子は稼げるようになるので、結果、当店で風俗を卒業できます。

――褒めちぎる上辺だけの付き合いではないということですね。

いい距離感だと思います。だから辞めた後に「今の自分があるのはお店のおかげです」といった言葉をいただけたり、結婚報告の連絡がきたり。そういう関係が築けるのは、僕にとっても最高のご褒美になっていますね!

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