「稼ぐぞ！」と熱い気持ちで頑張る女性はスタッフみんなで応援！

堀之内ソープランドの『ヤングプラザ』は“平成生まれ”のキャストをコンセプトにしたお店。店長の塩藤さんからみると、まるで娘のような世代の女性たちが働いている。
「頑張る女の子は必ずしっかり稼がせますよ」と胸を張る塩藤さんは、東北出身というだけあって実直そのもの。優しくも厳しい眼差しでキャストを見守り、そして、店を引っ張っていく。

ソープ業界はキャストがいて成り立つ社会

――『ヤングプラザ』のコンセプトを教えてください。

『ヤングプラザ』は20代の若い子の専門店。女の子は全員平成生まれです。大衆店なので、手頃な価格で、初々しい女性を遊べます。
ちなみに、堀之内には『ヤンググループ』の姉妹店が2つあるんですが、それぞれにカラーがあります。『赤とんぼ』というお店は、30代半ばの人妻系のお姉さんたちがメインで、内容の濃い女の子たち、テクニシャン揃いのお店としてやっています。またもう1つの『ラフォーレ川崎』は、もともと高級店だったので、ビジュアル面やサービス面で高級店の名に恥じないような接客をしております。年代としては、若い子から人妻世代まで揃うお店です。

――お店によってコンセプトを変えているんですね。

はい。グループには100名以上のキャストが在籍しており、堀之内でも老舗の部類に入ります。『ヤングプラザ』はヤンググループの旗艦店です。

――『ヤングプラザ』のお客さんは、キャストが若いので、やはり若い方が多いのですか？

いえ、お客さんの年齢層は幅広いんですよ。普段『赤とんぼ』で遊んでいるような方も、若い子と遊びたいときはヤングプラザにいらっしゃるんです。

――塩藤さんの入社のきっかけを教えてください。

もともとは東北の地元で調理の仕事をずっとやっていたんですが、あるとき20数年勤めていた会社を辞めました。どこでも雇ってくれるという自信があったんでしょうね。でも調理場を探しても全く仕事がなくて。
子供もいましたし、何とか稼がなきゃということで、東京でトラックを作る仕事を見つけて出稼ぎに来たのが、上京のきっかけです。

しかし、期間従業員だったため、2年勤め終わると仕事がなくなって、さあ、どうしようとなったわけです。そこで、「風俗ってどうなんだろう」と思ったのが、始まりでしたね。

――最初からソープにしようと思っていたんですか？

ええ。そのため、吉原で何件か電話したんです。でも、すでに50歳を超えていたので、年齢を言っただけでどこの店も断られました。
そこで、堀之内に電話してみたところ、最初の1店目ですんなり採用になったんです。これがソープ業界でのスタートで、今のグループは3店目です。入社当時の社長に、毎日のように「うち来いよ。」と誘われていて、ご縁だと感じ、こちらでお世話になることにしました。

――未経験でこの業界に入ったということでしたが、実際に働いてみてどう感じましたか？

想像していた世界と大きくかけ離れていたということはありませんでした。しかし、最初に働いたお店が女の子の扱いをすごくきちんとしていたため、厳しくいろいろと教えてもらって、ためになりました。

例えば接客中に、こちらが間違えた時間にコールを鳴らしてしまったときのこと。
私は最初「お客様に謝らなくては！」と、思ったんですよ。でも、「それだけじゃないんだよ」と先輩が言うのです。お客様ももちろんだけど、女の子にも謝らなきゃダメなんだって言われました。女の子が一生懸命に接客しているのを邪魔してしまったんだから、女の子に対しても申し訳ないと思いなさいと教えられたんです。

お店が女の子を大切にする理由とは？

――確かにそれは、一般の社会の感覚とは違うかもしれませんね。

女の子がいるからお客さんが来てくれて、売り上げが生まれるわけじゃないですか。だからやっぱり女の子は大事にしなきゃいけない。だから、女の子が少しでも気持ち良く仕事できるよう考えていますね。女の子のモチベーションが低いと、いい仕事はできないでしょう？　だから、そのモチベーションを作るのも私たちの大切な仕事です。

――このお仕事のやりがいを教えてください。

やりがいっていうのは、その仕事に対する考え方次第で感じられると思います。フロントに入って女の子と接する仕事に就き、さらに肩書がついたりすると、女の子に言いづらい指導も責任を持ってしなくてはいけなくなりました。でも、それで女の子がいい方向に変わってきてくれたりすると、すごく嬉しいですね。

――稼げなかったキャストが稼げるようになることほど嬉しいことはありませんよね。

キャストを稼げるようにするには、フロントの予約の入れ方にも工夫があるんです。「今日は常連の〇〇さんが来るから、フリーのお客様をこのポイントで入れよう」など予想しながらキャストにお客様をつけて行くのですが、少し間違えただけでその子の手取りが1本分、2本分、簡単に変わってしまうんですよ。そこをうまく考えて組み合わせるのが難しいのですが、腕の見せ所。
女の子がMAXで稼げるようなスケジュールにできたときは、ビールが美味しいですね！

フロントの力とは、どれだけ女の子にお金を持たせて帰らせることができるかです。お客さんに言われた通りに予約を入れるだけでは、空いてしまう時間ができるかもしれない。そこは気を付けてやっています。

キャストも男性スタッフも性格が１番大事

――女の子と接する男性スタッフも大事ですよね。どんな人を採用していきたいですか？

やっぱり真面目な人ですね。それから、ギラギラとしていて、この世界で上に行こうと夢を持っている人が理想です。そんなやる気のある若手と一緒にお店を盛り上げていきたいです。風俗未経験のスタッフを育てていくのが夢ですね。

――頑張れば一般の社会ではありえないようなお給料がもらえる業界ですからね。

「どうせやるからにはのし上がってやる！」くらいの強い思いを持って、入ってきて欲しいですね。そこそこにやって、今の給料に満足するのではなく、ましてや指示待ちの姿勢ではなく、自分からどんどん食らいついていって欲しい。私もどうしたらもっとよくなるのか、常に考えていますから。

――男女とも、ひたむきにやっていく人って気持ちがいいですよね。ところで、女性はどんな方が多く働いているのですか？

お店のコンセプトでもあるので、平成生まれの若い子たちです。他店との掛け持ちはNGですが、学生さんやOLさんのように本業がある女性もいますね。仕事や学校の終わった夕方以降や、仕事や学校が休みの日に来てくれます。

――出稼ぎの女性もいるのでしょうか？

いますよ。寮も完備していますので、夏やゴールデンウィーク、秋口など、年に3回くらい、長くて1カ月くらい出稼ぎのキャストが来ます。そういう女性は、1日で少なくとも8万円くらいは稼ぎますね。頑張ればそれだけ稼げるっていう、夢のあるところです。

――女の子の採用基準を教えてください。

やっぱり真面目にやってくれるかどうか。そこが一番です。まずは、出した予定を守れるキャストですね。見た目よりも、性格の方が大事です。

お客さんから愛されるのは性格のいいキャスト

――お客さんも、実際に遊んでみて気に入ってくれるのは性格がいい子ですよね。

そうですね。お客さんをちゃんともてなせるかが大事です。見た目さえよければ気に入ってもらえるかというと、そんなことはありません。
新規の指名はなかなか取れなくてもいいから、実際に遊んでみてもらって「あの子はよかった」と言われて、お客さんを戻って来させることができる女の子がやはり一番必要ですし、お客様からも愛されます。

――やはりグループ全体で100名以上のキャストを抱える大所帯ですから、女性にも層の厚みがあるのでしょうね。

そうですね。エース的な存在の女の子がいたら、その子に追いついていこうという子がいて、さらにそこに追いつこうと頑張れる子がいれば、みんなが全体的にレベルアップしていけます。全員が全員エースである必要はないと思っていますが、フリーのお客さんばかりに期待していたらやはり稼げません。自ら自分を伸ばしていけるという意味でも、内面重視だと思います。

――風俗未経験のデビュー女性に対しては、講習などもあるんですか？

はい。これはうちのグループの強みなんですが、40代前半の女性が、講習の講師と、フロントに入って女の子のマネージャーをしてくれています。このスタッフは長年風俗で働いていた経験者なんです。

――それは女の子たちにとって、いい相談相手ですね！

そうなんですよ。先輩のような存在で、我々男には言えないようなナイーヴなことも気軽に相談できます。それに、風俗未経験の女性だと、男性が講習をするのを嫌がるケースもあるので、デビューをお任せできるのもありがたいです。

――デビュー直後だとなかなかすぐには稼げないと思いますが、努力で少しずつ伸ばしていくことが大切なのでしょうね。

そうですね。うちのトップレベルのキャストは、月に200万円以上もの高額を稼ぐ女性もいますよ。頑張ればそれだけ稼げる……そんな夢がありますよ。また、女の子は個室待機ですから、しっかりお仕事にも集中できます。

――200万円！　それはすごい！　夢がありますね。

それに、これがグループ店の最大のメリットなのですが、うちには姉妹店がありますからスタッフの協力体制も整っているんです。例えば、すごく頑張っているキャストがいると、姉妹店のスタッフさんにも推してもらえるよう頼みます。そうすると、姉妹店のお客さんにもその子を紹介してもらえたりするんです。
稼ぎたいというやる気のある女の子であれば、稼がせる自信はありますよ！