

ドラゴン店長、ゲッソリしてるけど、どうしたんですか。

いやー、まいっちゃったよ。先月からグループ内の別の店に異動したんだけど、待機場の雰囲気が悪くってさ。思い切って原因を取り除くべきか、それとも個室待機を取り入れるべきか…

待機場…取り除く…待機場の地雷撤去作業。
ミケ先生の言い方…
体験入店や短期の出稼ぎも含め、多くの風俗店で働いたことがある筆者ですが、内部の雰囲気が悪いお店はストレスが大きく、早々に辞めてしまいました。
「お店の雰囲気が悪い」というのは大抵、次のどちらかです。
- 待機場の雰囲気や居心地が悪い
- 店長やスタッフが最悪
今回は1の待機場トラブルについて取り上げます。集団待機所は、狭い、くつろげないといった物理的な面よりも、雰囲気が悪い、居づらいといった人間関係の面がネックになりがちです。辞めるほどではなくても、なんだか過ごしにくい…ちょっと出勤が億劫…と思った経験がある方は多いはず。
そして時には、女性キャスト同士が激しい喧嘩になったり、虐めが発生したりすることもあります。実際、女性がお店を辞めてしまう理由の代表格が待機場トラブルですから、既に居心地が悪すぎて地獄になっちゃってる方もいるでしょう。
風俗嬢同士の待機場トラブルあるある!防止法・対処法と一緒にご紹介します。
目次
派閥化した陽キャがうるさ過ぎる

これは本当にお店によるのですが、一部のお店の待機場は、中学生の休み時間(または放課後)か主婦の井戸端会議のようになっていることがあります。
女の子同士が和気あいあいと仲がいいこと自体は、アットホームなお店なので悪いことではありません。しかし新しく入店した女性、風俗未経験の女性、またレア出勤の女性が溶け込めず浮いてしまうようでは、行き過ぎです。
ちゃぶ台(なぜかそういうお店は、待機場の真ん中にちゃぶ台があることが多い)を囲んで、お菓子を食べながら、下ネタ、ホストの話、彼氏や旦那さんや姑の悪口、スタッフやお客さんの陰口など品のない話で延々盛り上がり、今日もお仕事は1本のみというようなアットホームさは嫌だという女性もいると思います。
また風俗で働く女性は様々なタイプがいますが、一定数、元ヤン、夜歴が長い、今でもヤンキー気質、周りはアングラ系、パリピといった極端な陽キャや不良気質の人も正直います。
そういう人がグループを作って大声で喋り続けているような待機場だと、真面目でおとなしい女性や静かに体を休めたい女性はつらいです。
似たケースにはこんなパターンも
- おせっかいなキャストがいて、根掘り葉掘りきかれる。
- ホス狂だらけで話に入れない上に、ネット掲示板は常に名指し、詳細が書かれ荒れている。
- レギュラーかつランカーがグループを作っていて、そのメンバーと仲良くしていないと肩身が狭い。
- 古株キャストによる新人やレア出勤の女性に対するいじりが激しい。
どう対策する?
- 近くのコーヒーショップやコンビニに一時退避。「ちょっとお茶してきまーす」でOK。
- 最低限のあいさつや受け答えだけしたら、イヤホンで音楽を聴いたり漫画を読んで話しかけられないようにする。関わらない。「漫画命なんです。休みはずっと漫画読んでます。」「K-POP、ガチで好きなんです。〇〇を推すために生きてます。ああああ、〇〇好きー。」とちょっと変わった人であることをアピールすれば、放っておいてもらえます。
- プライベートや個人情報を根掘り葉掘り聞いてくるお客さんにいつも使っている、嘘の出身地、居住地、家族構成などの「設定」。これを待機場でも使えばいいです。
注意点は、うっとうしそうな顔をしないこと。待機場を仕切っている女性キャストたちに反感を抱かれないようにしましょう。とはいえ…
本来は静かに過ごせる待機場が普通ですから、ひどい場合はお店を変えるのもありです。みっけで、客層もキャスト層も良いお店、または個室待機のお店を探してみませんか。
「私語厳禁」「仮眠厳禁」、壁には指名ポイント表…待機場の空気は常に重苦しくピリピリしている
上記のお店は、よく言えばアットホームで砕けた雰囲気、悪く言えば「何しに来てるの? 」という気がするゆるゆるのお店です。お金を稼ぐために風俗で働いているという気持ちが強い女性や、干渉されたくない女性にとっては、待機場の雑談自体が怠いでしょう。
反対に「待機中もお仕事だということを忘れないでください。」「トラブルや風俗バレ防止のために、女性キャスト同士の私語、連絡先交換、プライベートでの付き合いは禁止です。」というポリシーの風俗店もあります。
こういったお店は、稼げるお店、高級店、サービスがソフトな割に単価が高いお店として知られていることが多いです。働きたいと考える女性が多いお店だと言えるでしょう。
一方、それだけ稼げる代わりに、服装、見た目、プレイ、接客、勤怠、写メ日記の投稿数、接客後のお客さんへのアンケートなど、厳しめなのは納得できると思います。私語や仮眠が禁止されていたり、待機場や事務所に、女性の成績(指名本数や指名ポイントなど)が張り出されていることもあります。
待機中は時給が発生しないのだから、何をしていても自由と考えるか、出勤から退勤までは仕事なのだから、一般の営業職と同じように、お客さんに接していないときも様々な準備や集客の努力をするべきと考えるか。
ここはお店によって大きく考え方が異なるので、自分に合うほうを選ぶことが大事です。しかしこの真面目さ、厳しさも過度になると、待機場がお通夜のような雰囲気で、指名が入らないことを責められているような気分になったり、息抜きやストレス発散がまったくできなかったりします。
こんなすごいお店も存在する
- 待機中は「仕事に関係ないこと」をしてはいけない。もちろん私語、仮眠も許されない。私語すると叱られる。居眠りすると仕事につけてもらえない。同僚と連絡先交換した子はクビになっていた。写メ日記、メイク直し、髪をまき直し、接客ノート…あと何しよう。もう何度も読んだマニュアルを、また読んでるふり?
- 稼げる。本当に稼げる。でも指名率が低かったり、お客さんのアンケートが悪い子は呼び出し、ガン詰め、講習やり直し。時々覆面調査があって、グループのスタッフが客として入りレポート。これを元に指導。良くならないとクビ。
- 「10人接客したら10人、本指名を返しましょう」と待機場の壁やトイレに貼ってある。
稼げるけれど、昭和のスポ根と言おうか、ブラック企業みがあると言おうか…。
どう対策する?
- とことん努力して上を目指す。指名で埋まれば、待機時間はほとんどなくなる。間違いなく稼げるので、本気で風俗をやろうという人にはおすすめです。
- 座ったままでできるドローイングや筋トレ、妄想、いや、瞑想などで心を無にする。これは修行だ!
- こういうお店が言う「私語」とは、仕事に関係ないお喋りのことで、仕事に関する会話は含みません。店長、スタッフにどんどん質問したり、女性キャスト同士で勉強会を開いたり、私語でない会話をすることで、喋れるし、ためになるので一石二鳥。
とはいえ…
合わない人はとことん合わないタイプのお店なので、メンタルがやられたり、風俗事態が無理になる前に、さっさとお店を変えるのはありです。自分のペースで働けるお店、女性同士が仲良く「ここが私の居場所」と思えるお店は必ずあります。
筆者も数多くのお店で働きましたが、いまだに「あのお店は、本当によかった。女の子もいい子ばかりで楽しかったな。皆幸せになってほしい。」と思うお店があります。貴女もそんな出会いを、みっけで探してみませんか。
なぜそんなに機嫌が悪いの? 怖い女性キャストのせいでビクビク

風俗に限らず、どこにでもこういう人っています。不満、イライラ、体調不良、プライベートの問題などマイナスの感情をむき出しにする人。他人に対し、まず「気に入らない点を探す」ところから始まる人。
風俗は接客業なので、こういった女性もほとんどは、接客中はちゃんと対応します。ですが「スタッフや他のキャストに愛想よくするのは、(私の)仕事じゃないし」という理屈で、つっけんどんな態度を取ったり、八つ当たりしたり、ちょっとしたことで怒りだしたり…。
個人的には、不必要に無意味に他人に意地悪な人って、軽犯罪よりタチが悪いと思っています。
こんな女性がいたら正直言ってキツイ
- ジロジロ見てきて、非常に感じが悪い。勿論、こちらの挨拶も無視するか、こちらを見向きもせずに面倒臭そうにつぶやくのみ。
- 脊髄反射で気に入らないことをすぐ口に出す。お仕事前にシュッと一吹きした人の後ろで「何、この匂い、臭い」、聞こえよがしに「新人ばかりに客をつけてるから暇」、食事をしている横で「接客中に物食べたら吐きそうになる」など…絶えず否定的、攻撃的。
- ネット掲示板で叩かれている、誰の仕業かわかっていると、突然待機場で切れ始める。一方的な思い込みで、嫌いな女性に「アンタが書いたのわかってるから。」と言い始めることも。
- 出勤してきても挨拶しない。物を放り投げるように置く。ドアを大きな音で閉める。絶えずイライラ。
- 新人スタッフや仕事ができないスタッフを集中攻撃。
- 指名が減ったりランキングが下がると、メンヘラ発動。店長が隣の部屋や半個室で面談するも、絶叫が待機場まで響き渡る。
- 店への不満、待機場での不満、嫌なお客さん…気に入らないことがあると、写メ日記に爆弾投下。
このように職場の雰囲気を悪くし、他の人のモチベーションを下げるキャストは、本来なら厳しく指導し、それでもダメならクビにするのが普通です。しかしながらこのような荒れ狂うトラブルメーカーに限って、ダントツの売れっ子なことも少なくありません。その場合、お店としてはどう対処するかが悩ましいところなのです。
どう対策する?
- 近くのコーヒーショップやコンビニに一時退避。
- できるだけシフトが被らないようにする。
- 音楽を聴いたり漫画を読んで、近づかない、気にしない、関わらない、見えない、聞こえない。
- こんな人もいるんだなぁ、話のネタになるなぁとチベットスナギツネのように生温かい目で見守る。これができれば貴女は悟りを開けます。
- 耐え難いときは、スタッフや店長に対応、改善をお願いする。(集団待機と個室待機、好きなほうが選べるようになることもあります。)
スタッフが頼りないなら私が直接パシッと言ってやる! こう考える人もいるかもしれませんが、火に油を注ぐ結果になる恐れがあります。こういう人から怨みを買うのもリスクが高いですし、そもそも女性マネジメントはスタッフの仕事なのですから、キャストの女性がそこまでする必要はありません。
こういう女性が待機場の雰囲気を悪くし続け、それに対して何も手が打てないお店は、女性マネジメントができていませんし、長い目で見てお店のためになるかどうかも考えていません。
筆者の経験では、こういうときに、しっかり指導・管理する、どうしてもダメなら辞めてもらうという決断ができる店長6割、様子見という名の放置をする店長が3割、そしてクレームを出した他の女性に対し「そんなことを言っても、あの子は指名を〇本も取っているんだから。」と逆切れする店長1割です。
そんなひどいお店なら、今すぐ次のお店を見つけるべき。みっけで、公平なお店を探しましょう。
売れっ子はお客さんにつきっぱ、そうでない子は永遠に待機
指名でないフリーのお客さんのつけ方も、お店によって次の3パターンに分かれます。
- 全員、平等に、順番につける。
- 指名がなくてお茶引きリスクがある子に、最低1-2本はつける。
- お客さんが満足する可能性が高いので、リピート率の高い女性から優先的につける。
2と3では、真逆の対応になります。3の場合、お店の繁盛やお客さんの満足度にはつながりますが、一方で人気のない女性は、いつまでも待機していなくてはなりません。売れっ子が休む間もなくお仕事に出る横で、何時間経ってもお仕事につかないのはかなりつらいです。
筆者が昔働いていた性感店もこのタイプでしたが、そのお店は徹底していて、新人も同条件だったんです。新人は実績もなければ、自分の本指名客もいませんから、最初はとても暇でした。
性感店はテクニックを重視するお客さんが多く、一般的なヘルス店などのように新人が有利というわけではなく…おまけにホームページでの顔出しも別に推奨されていなかったので、顔出し美女かスタイル抜群の女性でもなければ、なかなかネット指名も入りません。「稼げない」と新人期間に辞めてしまう子も少なくなかったです。
こうなったら危険信号
他の女性の稼ぎや指名本数が気になること自体は、悪いことではありません。自分磨き、接客やプレイの勉強と工夫、これらを頑張る原動力になるなら、負けず嫌いはいいことです。筆者も、何とか指名が取れるようにと、写メ日記を頑張ったり、個人イベントを考えたりした記憶があります。
でも次のようなネガティブな精神状態になると、メンタルの病みや妬みにつながるので要注意です。
- 出勤したくない。
- 待機中ずっと「帰りたい」「辞めたい」と考えている。
- お仕事についても「どうせ、リピートしてもらえない」とネガティブな気持ちで向かう。
- 休みの日に、他の女性の出勤、写メ日記、即ヒメ情報、その日の接客本数や稼ぎをずっとチェックしてしまう。
- 正直、売れっ子が妬ましい。むかつく。
- 人気のある女性の悪口を言ったりネットに書いてしまったことがある。
どう対策する?
- 可能なら車中待機や自宅待機などに変えてもらい、他の女性キャストが目に入らないようにする。
- 他の女性と比較するのではなく、自分の目標金額達成に集中したり、先月の自分と比べたりして、考え方を変える。
- 人気嬢が幸せとは限らないと考えてみる。(人気嬢は人一倍努力もしていますが、それゆえにメンタルを病んでいたり、容姿の衰えや人気がなくなることに恐怖心を持っていることが多いです。また稼いでも稼いでも悪い男性や家族にそのお金を取り上げられていることも。)
- 妬むより、仲良くなって、接客のコツを教えてもらう。
- 正直にお店に「待機ばかりでつらい」と相談すれば、宣材写真の撮り直しやアドバイス、再講習など、サポートしてもらえる。とは言え…
ストレスがひどいなら、お店を変えてしまうのが手っ取り早いかもしれません。また完全個室や車中待機、自宅待機、自由待機などのお店なら、他の女性と顔を合わせず済みます。
さらに、今のお店とはまったく違う業種やコンセプトのお店に移籍したら、自分のキャラにぴったり合って、指名が取れるようになることも少なくありません。もし今のお店が初めての風俗なら、少なくともあと4軒は、応募、面接、体験入店をしてみることをおすすめします。
まとめ
まれにですが、キャスト同士の仲が悪く、お互い目も合わせない、声が聞こえると露骨に嫌そうな顔をする、挨拶もしないといった状態で、待機場が冷戦状態になっているお店があります。はっきり言って最悪です。また妬みや派閥などによって、トラブルが起きることも。
そのために女性キャストが悩んだ末に辞めてしまうと、お店にとっても損失です。そして何より、お金を稼がないといけない事情があり勇気を出して風俗で働き始めた女性にとって、そんなことで仕事を辞め目標を諦める羽目になるなんて、本当にショックだと思います。
そういったトラブルに巻き込まれないためにも、お金を稼ぐための接客にだけ集中するためにも、対処法をしっかり行うことはもちろん、もうこれは無理だなと思ったら早めに次のお店を探しましょう。

心の傷は治るまでに時間がかかるわ。傷が浅いうちに手当するか、傷つけるものからは離れるのが正解。

いや、ちょっと待って。辞められたら困るよ。

じゃあ、早く何とかしてあげなさーい! 働くお店はいっぱいあるんだぞ。
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