辞めたはずの風俗店なのに、写真(パネル)をそのまま使われているケースがあり、トラブルになることも。風俗卒業の場合は、身バレが心配ですし、それがお店の移籍だとしても混乱が生じます。
在籍女性の数をかさ増しさせるために、退店後でも、お店が故意に写真を残すこともあるので、要注意。
今回はお店に残った在籍写真を削除してもらう手順や、効果的なやり方をお伝えします。
なぜ辞めたお店なのに写真が掲載されるのか
風俗のお仕事をするうえで、在籍写真の扱われ方について、不安を感じる女性は少なくありません。
通常は、退店の意思を伝えると早くて数日以内。遅くても2週間程度あれば写真を削除してくれますが、その後も掲載され続けてしまう場合があります。
悪質なお店だと、在籍女性数を多く見せるために掲載しているケースもあれば、忙しくて後回しにされたり。また、単純にお店に退店の意思がしっかりと伝わっていない、という理由もあるようです。
お店側としては、自然にフェイドアウトしてしまう、いわゆる「飛んだ」のかどうかが判断できない場合、そのまま在籍を残しておくのは当然といえば当然。
退店なのか長期休暇か分からずに写真を消してしまった場合、パネルの撮影やプロフィール作成などの作業は全てやり直すことになるため、大きな手間がかかってしまうのです。
写真を削除してもらう前に確認すべきこと
大前提として知っておきたいことと、やるべきことをお話しします。
「飛んだ」状態であれば、退店の意思を伝える
まず、先述したとおり、退店するのであれば、必ずお店にその意思を伝えましょう。
無断欠勤から気まずくなり、そのまま辞めてしまう(飛ぶ)女の子は少なくありません。しかし、風俗では数か月平気で休む子もいるので、意思を伝えない限り、お店側では本当にその子が辞めたかどうかの判断がつかないのです。
風俗業界は、女の子の入れ替わりが激しいもの。お店も慣れているので「辞めること」に対して、そこまで気にする必要はありません。写真がそのまま残らないためにも、辞めるという意思ははっきりと伝えるようにしましょう。
著作権・肖像権について理解をしておく
お店から「撮影したお店に著作権がある」と言われ、泣き寝入りしないように著作権についても、覚えておきましょう。
写真には著作権があります。これは撮影したカメラマン(スタッフ=お店側)にあるため、在籍写真自体の著作権はお店が所有します。
一方で肖像権は女の子にあります。在籍中の合意のもと、写真が掲載される場合は肖像権の侵害になりませんが、退店する場合は肖像権の侵害になります。
入店時に「退店後も写真の使用を許可する」という契約を結ぶケースもあるので、注意が必要です。
とはいえ、「その時はOKと言ってもやっぱり消してほしい」と思いますよね。そこは事情を話し、丁寧に依頼をすれば、快諾してくれるはずです。
在籍していたお店に、写真の削除依頼を出す手順
では実際に削除依頼をする手順をお伝えします。
退店を伝え、すぐに写真の削除をしてくれる場合もあれば、1~2週間ほど待たなくてはならないこともあります。
そのため「いつ写真を削除してくれるのか」は、スタッフさんと話をし、明確にしておくと良いでしょう。
曖昧な場合は、忘れられてしまうこともありますし、日程を確定させておくことで、あとで削除の催促もしやすくなります。
自分の写真が使われいてる箇所を明確にする
在籍中に使われていたのは、自分のプロフィールページだけとは限りません。
例えば
- お店のバナー
- お店のSNS
- 求人サイトの女性紹介ページやインタビュー
- 男性向けポータルサイトの店舗ページ
などです。
また、各種サイトのバナー、在籍一覧・出勤のページも見落としがちなので、得に注意深く確認してください。
念のため、見落としがないか店名と源氏名でGoogle検索をかけてみましょう。
お店に削除依頼の連絡をする
使用されている写真の確認が終わり、約束の期日を過ぎても削除がされていない場合は、お店に連絡をします。
連絡の手法はLINE、電話、メールなど、手段は問いませんが、履歴として残る形がベスト。
あとあとトラブルになった時も、対処がしやすくなります。
電話の場合は、録音機能などを使い、音声として残してくださいね。
まったくお店側に悪気はなく、単に削除をし忘れたという場合もあります。
円満に退店していたなら、
「お疲れ様です。〇〇(源氏名)です。在籍中はお世話になりました。
退店時にスタッフの●●さんと話をし、〇月〇日には削除をしていただけるとのことでしたが、まだ在籍写真が掲載されているようです。
お忙しいなかお手数をおかけしてすみませんが、至急削除いただけますか」
などと伝えてみましょう。
その際、自分で確認ができている掲載箇所が多ければ、面倒でも明記してください。お店側の探す手間が省けることで作業がスピーディになるほか、削除モレを防ぐことができます。
より丁寧なのは以下のような文面です。
お疲れ様です。
〇月〇日を持ちまして退店をした〇〇(源氏名)です。在籍時の写真がまだ掲載されているようなので、削除をお願いいたします。
こちらで確認し、まだ掲載されていたのは、以下の通りです。「求人サイトA」(掲載先アドレス)
「ポータルサイトB」(掲載先アドレス)
「公式ページトップ」(掲載先アドレス)他にも見落としがあるかもしれませんので、あれば同様に削除をお願いいたします。
削除期日を過ぎておりますので、〇月〇日までに早急にご対応いただけますよう、お願い申し上げます。
写真が残っている掲載サイトを調べるのは少し大変ですが、調べておくことで自分の身を守ることができ、安心ですよ♪
どうしても削除をしてくれない場合
もしもお店側が削除をしてくれない場合は、自分で動くことになります。
求人サイトやポータルサイトの掲載であれば、その媒体に直接連絡をして取り下げてもらいましょう。
みっけでもごくまれに女の子から直接削除依頼の連絡が入るケースがあります。
しかし、お店独自のサイトは残ったまま。そんな時は「弁護士への相談」または「内容証明」をとります。
弁護士への相談
風俗関連に強い弁護士さんであれば、よりスムーズ。まずは無料相談を利用し、見積もりをとります。その後正式に依頼となれば費用が発生します。金額は数万円~週十万円かかるケースもありますが、多少の費用が発生しても、身バレの不安を抱えて生活するよりは良いでしょう。
削除依頼をした時の音声や文面、経緯などは「証拠」として提出できるようにしておきます。
内容証明として削除依頼を送る
トラブルに発展しそうな時は、日本郵便で送る内容証明を利用するという方法もあります。
簡単にいうと「証拠をもとに、あなたに注意勧告をしましたよ」という証明書。
自分で書くこともできますが、弁護士さんや行政書士に依頼をするほうが、相手には効力があるようです。
退店後の掲載は肖像権の侵害で損害賠償責任が発生するため、そのあたりも含めプロに代行してもらったほうが良いでしょう。料金は3~5万円が相場です。
まとめ
風俗店を辞めたのに、いつまでも写真や個人情報が掲載されているのは困りもの。
退店が決まったら、写真の削除依頼については必ず念を押してお店側に伝えておくようにしてください。
基本的に、悪質な店でない限り、すぐに消してくれるお店ばかり。「辞めてもずっと写真が削除されない」という万が一の時があれば、この記事を想い出してくださいね。