大学生がバイトとして、風俗の仕事をしていることも多くあります。そんな風俗で働いていた女の子が就活をするときに、なにか影響はあるのでしょうか？　メリットとデメリットを見ていきましょう。

1.企業は採用の際に身辺調査をするの？

企業は採用したい人材を、どの辺りまで調査するのでしょうか？　探偵を雇って、過去を探られると思っている人もいるかもしれません。しかしそこまでするのは、あまり効率的とはいえないでしょう。

大企業の就活には、多くの学生が集まります。その人たちの身辺調査をすべてしていると、時間がいくらあっても足りません。また中小企業は就活に集まる学生は少ないものの、そこまでするのはもったいないと考える会社がほとんどです。つまり風俗で働いていた過去を、わざわざ調べるようなことはないと考えていいでしょう。

ただ就活をしている人たちが注意したいのが、SNSの過去の投稿です。アカウントが実名ではなくても、プロフィールや投稿内容から見つけ出されることは、ネット上の炎上を見ればわかると思います。企業も自分のところに就活にやってきた学生のSNSを、チェックすることが多くなりました。

就活にをしている女の子は、過去に投稿に風俗で働いていることを匂わせるような投稿がないか確認をしてみましょう。直接的でなくても、金遣いの荒さなどから「怪しい」と思われることもあるかもしれません。十分に、注意をしてください。

2.希望の企業に風俗時代のお客さんが……

めったにないことですが、就活をしていればいろんな企業に足を運ぶもの。そんなときに風俗時代のお客さんと出くわすなんてことになれば、お互いにびっくりです！　社内でほんの少しすれ違うだけでも気まずいのに、面接官が風俗のお客さんだった場合には就活とは別の意味での緊張をしてしまうでしょう。

お客さんが面接官の場合には決定権があるので、なんだかの理由をつけて落とされる可能性が高くなります。この先も一緒に仕事をするとなると、さらに気まずい思いをしなければいけないからです。また面接官以外で人事の決定権を持たない人の場合には、採用をされてしまうこともあるでしょう。

風俗で働いていたことを知っていたとしても、それを人事に伝えるのは「自分も風俗に行った」と告白するようなもの。ノリのいい会社なら男性社員同士で、そのような会話を共有するかもしれません。しかしまじめな職場の場合には、そんな話は言いにくいもの。女の子にとっても風俗バレの危機は回避できるかもしれませんが、風俗時代を知っている人と一緒に働くのはやはり気が気ではありません。

ただこんなことはそう簡単に起きることではありませんので、それほど深くは気にしなくてもいいでしょう。

3.バレはよほどのことがない限り心配なし

これまで、就活で風俗バイトをバレることがないかどうかについて書いてきました。結論はよほどのことがない限りは、就活で風俗のことがバレる心配はないと考えていいと思います。

しかし内定が決まってから、キャバクラで働いていたことがバレたアナウンサーは記憶に新しいでしょう。彼女の場合には一旦は内定取り消す判断をされましたが、職業差別だとの意義が認められて無事入社しています。アナウンサーは目立つ職業なので、マスコミへのタレコミなどをされやすいのです。また元セクシー女優は、バレやすいもの。顔出しをしているので、いわゆる「AVソムリエ」と呼ばれる人が社内にいると一瞬で気づかれてしまいます。

風俗で働いている女の子の場合、フードルとして雑誌や風俗サイトに出るとバレる可能性が一気に高くなります。風俗のバイトは学生のうちまでで、きちんと就活をしようと思っている女の子は、絶対に顔出しだけはしないようにしてください。風俗店はいっぱいあるのでバレる可能性は低いかもしれませんが、自らリスクを背負う必要はありません。なんだかの偶然がいくつか重なり、ふとしたきっかけでバレる可能性はゼロではないことは心に留めておいてください。

4.コミュニケーション能力が身につく

風俗はコンビニや飲食店などの一般的なバイトよりも、接客力を求められる仕事です。通常ではありえない距離感で、お客さんを1対1で相手にするのですからコミュニケーション能力はなによりも求められます。プレイテクニックよりも、むしろコミュニケーションを重要視しているお客さんも多いのです。

マニュアルに添った接客でなく、相手に合わせた対応が喜ばれるもの。真剣に風俗の仕事をしていれば、就活を始めるまでにはコミュニケーション能力もかなりアップしているはず。そんな風俗で身についたコミュニケーションスキルは、就活でも生かすこともできます。

面接官とのやり取りでは相手の話に耳を上手に傾け、自分が答えるときにはときにユーモアを交えながら会話を弾ませる。こんなことは、決して誰でもできる能力ではありません。就活をしている人たちは、接客業などのバイト経験をアピールする子も多いでしょう。風俗で働いていた女の子の場合、実際のバイトをはっきりと言うわけにはいきません。しかししっかりとした対応力をアピールできれば、それに勝るものはありません。風俗での経験を、就活に生かしましょう！

5.お客さんに就活生であることをアピールするのは有効？

新手な就活の方法としては、自分が就活をしていることをお客さんにアピールする方法があります。狙っている業界などをお客さんに伝えると、関係のある人を紹介してくれるかもしれません。とくに高級店の場合には、経営者も多く来店するもの。就活をしている女の子にとっては、これほど人脈がいるバイトはありません。

しかしこの就活方法は、デメリットも大きいので注意が必要です。まず風俗を通じて企業側と出会うわけですから、相手は風俗で働いていることを知っています。そんな状態で入社をするとなると、よほど肝の座った人でないとやっていけません。「いい企業から内定がもらえれば、少々の風俗バレはかまわない」と思っているような女の子でない限りは、禁断の方法だと思っていいでしょう。

また万が一、相手が悪知恵の働く人の場合、風俗で働いていたことをネタに自分と関係を求めるような場合も考えられます。女の子も就活を手伝ってくれたことや風俗で働いていた後ろめたさなどから断れず、ズルズルと関係を続けてしまうことも。そんな目に合わないためにも、公私混同はできるだけしないほうがいいでしょう。

6.営業スマイルが完璧

風俗の仕事では、お客さんの前での笑顔は欠かせません。機嫌が悪そうな顔で相手にされると、お客さんは嫌な思いをするだけです。たとえどんなにテクニックがあっても、愛嬌のない女の子は風俗の人気嬢にはなれません。通常の接客業でも笑顔の重要さは叩き込まれますが、風俗の場合にはそれができるかどうかで収入に直結します。時間が経てば時給がもらえるバイトではないので、女の子も必死にがんばるのです。

そんな苦労をしながらも手に入れたスマイルを、就活には存分に生かしてください。緊張をして顔が硬直しているような子がいる中ですてきな笑顔を見せれば、面接官の評価も上がる可能性は大いにあるでしょう。笑顔は誰にでもできるものと考える人もいるかもしれませんが、自然なスマイルはなかなか難しいもの。風俗で取得した笑顔を、存分に発揮してください。

就活での風俗バレは少ないですが、念のために顔出しなどはしないようにしましょう。メリットを生かして、内定につなげてください。

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